ばばブレストクリニックは乳腺専門のクリニックです。
主に、乳がん検診、精密検査、乳がんの治療や経過観察、良性の乳腺の病気の治療や経過観察、セカンドオピニオンなどを行っております。
また、地域医療機関(市立伊丹病院)と病診連携を行っております。
乳がんの治療は手術、放射線治療、薬物治療(化学療法、内分泌療法、分子標的治療など)があります。
薬物療法
薬物療法に関しましては、当院では主に内分泌療法を行います。点滴による化学療法(いわゆる抗がん剤治療)を行う必要のある患者様は、病診連携にて、市立伊丹病院にて加療していただきます。経過観察は当クリニックで行えます。また、その他の医療機関にもご紹介可能です。
手術・放射線治療
病診連携にてご希望の病院の乳腺外科にご紹介できます。
地域の病院である市立伊丹病院へは多くの患者様をご紹介しています。
その他、大阪ブレストクリニック、関西労災病院、兵庫県立尼崎総合医療センター、兵庫医科大学病院、大阪国際がんセンター、大阪大学医学部附属病院、神鋼記念病院、川西市立総合医療センター、相原病院などへご紹介しています。
当院はいずれの病院とも連携しておりますので、手術、放射線治療、抗がん剤治療などが終わった患者様は、内分泌療法、経過観察で当院に定期的に通院されています。
セカンドオピニオンは、最新の情報をもとに主にガイドラインに沿った診療の説明をさせていただきます。
また必要ならば、適宜、他の医療機関の紹介もさせていただきます。
日本では、乳がんが急激に増加しています。2011年の乳がん罹患数は日本人の女性のがんの中で、第1位となっています。2015年には約9万人の人が乳がんにかかると予測されています。(参考:がん情報サービス、最新がん統計)
女性の壮年層(30~64歳)のがんの死亡原因のトップとなっています。乳がんは、日本女性の最も注意しなければならないがんです。
乳がんは早期発見にて約90%の人が治癒します。乳がんは自分でみつけることができるがんであり、意識して自分の乳房に異常がないか定期的にチェックをしましょう。もし何か異常を感じたら、すぐに乳腺専門医を受診してください。
自己検診も含めて、乳がん検診が大切です。症状がない場合でも、定期的に乳がん検診を受けましょう。
乳腺症とは、女性ホルモンのアンバランス(エストロゲンが相対的に多い状態)が原因で起こると考えられ、乳房に痛みが生じ、小さな粒状のしこリがたくさんできてきたりします。乳腺の細胞は、月経周期による女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の変化に反応して、増殖したり縮小したりしており、乳腺症というのは、正常の変化の強い状態です。
乳腺症と診断がついた場合は、基本的に治療は必要ありません。ただし、乳房の張りや痛みが強すぎて日常生活に差しさわりがあるような場合は治療を行います。閉経するとほとんどの場合、乳腺症の症状はなくなります。
乳腺症でかたくなった乳腺の中に小さながんがあると、乳がんとの区別が難しいので、マンモグラフイ検査、超音波検査にて定期的検診が必要と考えられます。